STAINLESS 二相系ステンレス

特殊鋼管は二相系ステンレス鋼管にて、
日本産業規格を取得しております
世界的にニッケルの価格が不安定な状況が続いています。しかしステンレスの消費は新興国の需要も含め今後もコンスタントに増加していくと言われています。
そこで近年注目を浴びているのが「二相系ステンレス鋼」です。 二相系ステンレスとは高クロムに小ニッケルを添加してつくるオーステナイト系とフェライト系の二相組織による高強度・高耐食のステンレス鋼のことです。 小ニッケル成分の為、価格高騰の影響を受けにくく安定しており、海外では「Duplex Stainless Steel」と呼ばれ年々その採用は拡大しております。
熱膨張係数は、フェライト系とオーステナイト系の中間を示しており、延性はフェライトに近い性質なので高耐食性があり、高強度で経済的と言われています。用途の多くは化学プラント、受水槽、貯水地、油井管、ケミカルタンカー、など幅広く、現在の日本国内では家庭用及び業務用機器分野等の多くに使われます。
二相系ステンレスには幅広い活用方法があり、将来的にも注目を浴びております。

二相系ステンレスの特長
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小ニッケル型の成分系
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総合的な強度に優れる(オーステナイト系ステンレスの約2倍)
よって軽量化が可能 -
塩化物環境下における耐食性に優れる
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酸環境に優れる(耐全面腐食、耐粒界腐食)
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価格の安定性(Ni含有量が少ないため原料高騰による価格の影響が少ない)
二相系ステンレス鋼管の使用例
| 環境(要求性能) | 使用例 |
|---|---|
| 塩化物環境 (耐SCC性、耐孔食性、耐隙間腐食性) | 海水熱交換器、海水ポンプ・バルブ、海洋開発機器、地熱発電用機器、製塩プラント、公害防止装置(排煙脱硫装置、ゴミ焼却装置、廃液濃縮装置)、化学プラント(合成ゴム、スチレンモノマー、塩化ビニール、塩化メチレン)、油井管、石油掘削用ラインパイプ、製紙用機器(パルプ漂白フィルター 他)、ビル貯水槽 |
| 酸環境(耐全面腐食) | 酸プラント機器(希硫酸、リン酸、ギ酸、酢酸) |
| 酸環境(耐粒界腐食性) | 尿素プラント、硫酸プラント |
| 構造用(強度、耐磨耗性) | 種遠心分離器の回転体、攪拌器のシャフト、ボルト、ナット、スラリー用バルブ、 水門戸当たり材・クランクアーム、化学繊維紡糸ノズル |
上記のような、過酷な環境下の設備に使用されています
二相系ステンレスを使用した
特殊鋼管独自のオリジナルサービス
二相系ステンレス製造から加工までをワンストップでおこない、プラント設計の面積縮小や大幅なコストダウンを実現しました。




